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雪色のカルテ 『雪色のカルテ』−そのエロにのみ存在価値を見出すゲーム
 自然に囲まれた小さな町で、ひとりの看護婦と共に病院を開業する「あなた」が、入院患者として預かることになる少女。──矢野蛍。難病と不幸な生い立ちを同時に抱えた彼女に「あなた」は、献身的な介護とコミュニケーションを試みるのですが……。少女の生命をかけた30日間のドラマが始まる──。(パッケージより引用)
総評:
数値管理を楽しむタイプのシミュレーション。難易度が異常に高い。エロは濃いが辿り着くのに一苦労。医学的なリアリティ皆無。CGは好みが分かれるがエロい絵ではある。単調なゲーム運びの端々に漂う知的な香りに惹きつけられ、ついプレイしてしまう不思議なゲーム。

シナリオ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 50点
キャラクター ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 55点
システム ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 55点
グラフィック ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ◇ 85点
サウンド ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 55点
総合 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 55点(普通レベル)

地雷=0-29点 駄作=30-49点 普通=50-69点 良作=70-89点 名作=90-100点
プレイする意義があるかどうかは60点を、満足できるかどうかは80点をボーダーラインとしています。

雑感:
 世間でナキゲー(・∀・)イイ!と評判の割には悲しくも何ともなかった『雪色のカルテ』。良いと思われた個所から順に挙げていくことにします。
 購入時から激しく心惹かれたのはCG。なんつーか、絶対脱ぎそうにないキャラデザの女の子がするっとハダカになっちゃうのは激しく萌えました。感じてる表情なんかも他のエロゲとは一線を画していると思います。意地っ張りの娘が必死に声を抑えてるみたいな……(;´Д`)ハアハア いわゆるエロ絵とは言えないけど、そこがエロいんだな。
 システムはきちんとしていました。バグっぽい動きもなかったし、動作はさくさく。システム画面が緒方剛志氏の絵柄に合わせて(?)温かみのあるデザインになってるのも良かった。
 シナリオは……う〜ん、微妙ですね。ヒロイン・蛍が死ぬところはエロゲ屈指の泣きシーンならしいですけど、それほどのモノか? というのが正直な印象。どちらかというと、HappyENDの際の主人公の「俺はしょうもない奴だが、よろしく頼む」のセリフが胸に残りました。あの鬼畜(プレイヤーがやらせてるんだけどね)な主人公にしては初々しいな〜、と。
 で、もうどうしようもなく苦痛だったのはシミュレーション部分。最大3室の病室をまわり、それぞれの患者=ヒロインに投薬やら治療やらを施してパラメータを健康な値に維持or修正していくのですが、どの治療法も一長一短(ある部位が回復する反面、別の部位が悪化する)あり、ムズカシ('A`)マンドクセ の世界です。治療法は全くのオレ流儀。医学的根拠なんぞカケラもなく、お医者さんごっこの気分にさえなれません。大体、打診→顔って何よ。
 勿論エロイベントはパラメータと連動して発生するので、エロシーンを拝むのも一苦労です。CGは前述の通り萌えました。エロ自体は浣腸だの検尿だのとマニアックで結構濃いですね。
 古めのゲームだし、あまりキツイことを言うのも何ですが、シミュ部分はいただけなかった。肝心のゲーム性がダメとは……他はそこそこの出来なだけに残念です。よほどの数値管理オタクなら、楽しめる、のかなあ……???

データ:
タイトル雪色のカルテ 〜Karte von Schnee〜 ブランドPeach(制作協力TOPCAT)
シナリオ鷹取兵馬 発売日1998/3/12
原画緒方剛志 ジャンルドラマチックシミュレーション
プログラムSKY・gc8wrx 対応OSWindows95
サウンドK-WATANABE 定価\8,800
キーワード泣きゲー 病気 薄幸 メンヘル 難易度高 特殊効果アニメーション無し ボイス無し

《了》 (2004.04.11公開)
文責:◆PinkCH/F76 mail:memphis@s5.xrea.com