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輪[妹]姦〜傷モノの妹〜
『輪[妹]姦〜傷モノの妹〜』
貴方が悪いのよ、沙雪
橘沙雪は「憧れの人」天草時継に告白され、恋人同士になった。しかしそれを快く思わない、沙雪の姉であるつばめ。つばめは男達を沙雪にけしかけて輪姦調教する事を画策する。処女を失い、精液まみれにされてゆく沙雪。
つばめの復讐は彼女を白く、白く染めていく。そんな輪姦調教劇の果てに待つのは……。 (パッケージ裏より引用)


総合:C シナリオ:D キャラ:C CG:C エロ:B 音楽:B システム:C

傷モノシリーズには興味があって前々からやりたいとは思っていたが、何だか結構な値段がついていて手が出なかった。と・こ・ろ・が、某家電量販店の閉店セールでにゃんと\980の赤札がついていた本作を発見、さっそくGETしましたとさ。

総括
 本作の魅力は、ひたすら沙雪のけなげさと可愛らしさ、そしてぐっちょんぐっちょんな犯されっぷりがプレイヤーの心を捉えて離さない(笑)あたりだろう。絵的にもキャラ造形的にもそれが本命なんだろうと伺える作りだし、狙いはまあまあ成就していると思う。何しろエロが使えるからね。ただしエロの特性自体は珍しいものではなく、基本的にはよくある「カワイイ娘が俺様の暴力に屈して泣き叫びつつもイってやがる」構図のオンパレード。(……とは言え、露出も公衆便所も放尿も脱糞もあるわけだがね(笑))
ニッチ路線ではなく、手堅いエロを目指したってことかな。

 それだけに本作の特色というか売りが欲しかったのだけど、そこがどうもパッとしない。本作は「復讐もの」、しかも双子の姉による妹へのそれだったはずだが、姉、つばめの心理の移り変わりや復讐に駆り立てられた動機などがイマイチ心にぐっと来ない。沙雪の方が可愛がられるとか人望があるとか、説明だけじゃなくてそういうシーンが実際に挿入されてれば随分と違ったのに。やっぱり抜きゲである以上、イベントはエロシーンに回すというのが正しい方針なんですかね。でもでも、シナリオの説得力もエロさ向上に多大に貢献すると思うんだけどなあ。抜きゲメーカーの皆さん、ぜひ検討してください。

 システムは単なるADVに加え、レイプツリーなるものを装備している。初っ端の輪姦から始まる線でつながれた別シチュを選択することが可能で、アナル、フェラ、パイズリなどのスタンダードなものから野外、クスリ、縄、便器などのヘヴィなシチュまでそろっている。注意すべきはこれらシチュの対象がすべて沙雪であること。ツリーを埋めることでフラグが立ち、ADV部のシナリオが進展する仕組みになっているので、沙雪に飽きたらゲーム自体を放り出しかねないリスキーなシステムと言えよう。プレイ感としては、ゲームスタートからやり直すとせっかく埋めたツリーを一から埋め直ししなければならないのがややかったるかったが、沙雪(というか芹園みや嬢)がすこぶる気に入った自分はそれほど嫌にならずにフルコンプできた。

 どこからどう見ても抜きゲの本作。それにふさわしく、CG75枚中エロじゃないのはざっと見回して1枚しかない。回想も56あるけど全部エロシーン。ここまでくると清々しいな。一シーンの尺はやや長め(俺比較)、ほとんど汁の差分がある。絵柄はまあまあ可愛いんだが塗りにもう少し繊細さが欲しかった。肌や下着の陰影やら、制服の配色やら、ビジュアルはもっと頑張れたように思う。自分がアニメ塗りは苦手ってのもあるかもだが。

 抜きゲにしては良い音楽がそろっていてちょっとびびった。ヴォーカル曲はないが、BGMだけで世界観をよく表わしていてまことにグッジョブ。個人的お気に入りは「翳り」。「散華」「憎愛」もなかなかいい。
1ループが結構長くて、終盤の方はなかなかゲーム中で聴かれないのが残念だけど。曲名がまたドロドロしてて良いね。「虚飾」「怒罵」「悲愁」……このセンス、シナリオにも活かしてほしかったなあ。
 声の艶技は、芹園みや嬢よくやった!と言いたい。あと北都南様、悪役似合い過ぎ(信者状態)。井村屋さくら嬢はもうちょっと頑張って欲しいです、絶叫とか絶叫とか絶叫とか。

 大好きな割にあまりやってない(値段が高いからな〜)陵辱系抜きゲの本作、一言で表現するなら、大変美味しゅうございました。けれどシナリオ的に食い足りないのも事実で、もっと工夫されてたらもっと美味しかったのにな、と残念な気分にもなるってもの。でもシナリオゲーと違って実用性ばっちりな辺り、やはり抜きゲは強い。エロは良いものだよ、うん。

《Written 2008.5.5》
文責:◆PinkCH/F76 mail:memphis@s5.xrea.com